スキル開発で「人と組織の可能性」を拡げたい。
■ネットワークは”積み上げ式”で成立するもの
ネットワーク構築のトラブルとして、ケーブルの品質や配線方法によるネットワークの品質劣化が引き
起こすものは、意外と多いもの。特に「つながっているかどうか」程度のテストでは表面化しない問題も、
実際にシステムを稼動させ、ある程度負荷がかかって初めて、問題が発生する・・・サーバやクライアント
の設定には問題はない、帯域も十分足りているハズ、しかし・・・
世に言う「ネットワークエンジニア」は今や星の数ほど業界に溢れていますが、担当するシステム規模が
大きくなればなるほど、作業分担がおこなわれることも少なくなく、ケーブルの品質にまで十分なノウハウ
と技術を有するエンジニアは少ないものです。
ルータやスイッチなどのネットワーク資源やPCの構成状況以前に、ケーブルに問題がないことをクリアに
しておかなければ、トラブル切り分けのための仮説の立てようもありません。
当たり前のことながら、ネットワークはビル建築同様「3階から建て始める」ことはできないのです。
すなわち、OSI参照モデルの第1層からしっかり積み上げなければならないものです。
■IT業界に興味のある学生たちにおくる